カルティエが日本に最初のブティックを開店し半世紀となる50年の節目を迎えた2024年。
2024年3月にはタンクフランセーズをベースとする記念限定モデルをしていますが、9月25日にはサントスとパンテールをベースとするモデルを発売しました。
ちなみに日本における最初のブティック開業の地は、原宿駅を出て竹下通りを抜けて明治通りに出た信号の左側にあった原宿のパレ・フランス内で開業しました。
現在ではパレ・フランスは閉業しており、跡地にはアシックスのフラッグシップストアが開業しています。
竹下通りを抜けて裏原に向かい明治通りを渡る手前の左手にオーバカナルが有った場所と言えば、懐かしいと思う方も多いはずです。
見覚え有りますよね!
日本ブティック開業50周年記念モデル一覧
それでは本題となる最新3機種の限定モデルをご紹介いたします。
3型と言っていますが、実は記念モデルは4型あり第一弾となるタンクフランセーズをベースとするモデルは2024年3月には発表されており、こちらのブログ内で簡単にご紹介しています。
サントスドゥカルティエ XL クロノグラフ 日本限定220本
サントスの中でもひときわ大きい縦51.3mm×横44.9mmというエクストララージサイズをベースとし、モノプッシュ式のクロノグラフを搭載。
通常のサントスでは、飾りネジが付くベゼル部分やケースの表面とサイドを繋ぐエッジ部分にはポリッシュ仕上げが施される事が多いですが、本限定モデルではサテン仕上げ(ヘアライン)が施されている事がポイントです。
ダイヤルカラーはサテン仕上げにマッチするグレイン仕上げのグレー、ローマ数字のインデックスはアプライト仕様を採用。通常モデルには無いクロノグラフ計測時の秒計測のスケールはサファイヤクリスタル(ガラス)に描かれているという限定モデルらしい特別な意匠が凝らされているという事です。
マットな質感のグレーダイヤルには、サテン仕上げのケースとブレスレットがよく似合います。
画像引用元:https://www.webchronos.net/news/116895/
ブレスレットはイージーリンクシステムとクイックスイッチシステムを採用しており、簡単にサイズ調整や付属のブラックのラバーストラップとの交換が可能となっています。
限定本数:220本、販売価格:1,742,400円
サントスドゥカルティエ LM 日本限定50本
シンプルな3針モデルで、縦47.5mm×横39.8mmのラージサイズのサントスをベースに、サテン(ヘアライン)仕上げが施されたイエローゴールドケースを採用。
先にご紹介したXLサイズのクロノグラフモデルと同様にダイヤルはグレイン仕上げのグレー。インデックスはミラーフィニッシュのアプライド型、分の刻み表示はサファイアクリスタルに描かれるという事です。
画像引用元:https://www.webchronos.net/news/116895/
この50本限定のサントスでも、ブレスレットはイージーリンクシステムとクイックスイッチシステムを採用しており、簡単にサイズ調整や付属のストラップとの交換が可能となっています。セミマットグレーのアリゲーター製のストラップが付属します。
限定本数:50本、販売価格:6,204,000円
パンテールドゥカルティエ 日本限定150本
1983年に誕生し惜しまれつつ2008年に生産終了となり、2017年に満を持して復活を遂げたパンテールをベースとする150本限定モデル。
ケースサイズは女性向けのSMサイズで、ポリッシュ仕上げを施したイエローゴールドのケースとブレスレットを採用。着物や壁紙などを連想させる幾何学的なデザインの文字盤が特徴的です。創業者であるルイ・カルティエが所蔵するアーカイブから発見された、日本の伝統工芸から着想を得たデザインがモチーフ。
画像引用元:https://www.webchronos.net/news/116895/
リュウズ先端のカボションにはイエローゴールドにマッチする、赤いスペサタイトガーネットカボションを採用。
限定本数:150本、販売価格:3,696,000円
最後に
現状での在庫状況や購入方法を問い合わせしてみましたが、フリーダイヤルで繋がるカスタマーサービスだと、数量も少なくご案内できる事が無いそうです。各直営ブティックや正規販売店にフリーの在庫が有ればお買い求めは出来るが、発表時からの問い合わせがかなり多く完売の可能性もあるという事でした。
特にサントスのXLサイズのクロノグラフは発表直後からの問い合わせが非常に多く、人気も高そうなので既に完売となっている可能性が高いでしょうね。
個人的にプレ値販売というのは好きではないのですが、このサントスのクロノグラフは二次流通市場ではプレ値扱いとなってしまいそうです。
入荷が有ればホームページでご案内させて頂きます!
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