クロノ24の実売データを基に世界の時計愛好家に何が売れているのかをご紹介!

  • 投稿日:2024年09月18日

時計愛好家であれば一度は耳にしたことがあると思うクロノ24。
2010年には日本語版サイトの展開も開始されており、弊店も2021年から出品を開始しています。

今回のブログでは、出品開始以後3年間にわたり蓄積してきた実際のデータを基に、どの国への販売数が多く、どのブランドが人気があるのか、どれくらいの価格帯が売れているのか?といった点にフォーカスしてみました。
時計愛好家の皆様としても、どんなブランド、どんな国で人気があるのかを気になっている方も多いと思いますので、このブログで包み隠さずご紹介しようと思います。

クロノ24とは

まずご存知の方も多いと思いますが簡潔にクロノ24について説明いたします。
時計専門のマーケットプレイスとして著名なクロノ24は、2003年にドイツのカールスルーエで設立。
時計を専門とする通販サイトしては他に類を見ない規模で展開され、世界中の時計愛好家が利用しています。
Wikipediaによると世界100か国を超える国々の個人および販売店から50万点を超える時計が出品されており、年間の取引額は20億ユーロを超えると言われています。

当社のクロノ24出品ページはこちらです。画像をクリックするとクロノ24ページへ遷移します。

時計を購入し受け取ってから14日以内であれば、その理由を問わず返品をできるという買い手保証制度を推進していることで、安心して購入することができるという事が多くのユーザーが利用していることかと思います。

それではこれより本題の売れ筋ランキングを説明していきましょう。

販売点数国別ランキング

それではまず始めに、2021年の出品から2024年8月までの期間で約430点の商品を世界へ販売してきましたが、どの国に多く利用されているのかをご紹介しましょう。
下記のグラフの通り1位はダントツでアメリカで、2位が香港、3位がシンガポールとなり、以後スイス、UAE、イギリス、ドイツと続きます。

当初はアメリカからのお問い合わせは少なかったように感じていましたが、いつからか急激に増加し約3年の間で111本も購入して頂いてました。

ではどこからの問い合わせが多いのか?問い合わせ対応を数多くこなしている私の感覚では、アメリカが一番多く、次いでUAE、ドイツ、オーストラリア、ドイツ、シンガポール、カナダ…といった感じです。

なんだかんだ1位は時計のアジアいや世界のマーケットの中心とも言える香港だと思う方も多い気がしますが、販売数1位のアメリカとはほぼ倍の違いとなっています。
香港からの問い合わせは確かに多いのですが、個人というよりも同業の方と思しき方が多く、なかなか価格にシビアな面もあり問い合わせ件数の割に成約に至らないケースが多いです。

UAEそしてイギリスなどヨーロッパからのお問い合わせも非常に多いのですが、送料の面で折り合いがつかずキャンセルになる事が多いですね。
日本からヨーロッパや中東、アメリカ大陸は距離が遠いので、重量や容積量で変動する送料はかなり高額となる為、お問い合わせ件数の割になかなか成約に至っておりません。

ちなみに弊店が出品し一番最初にご購入いただいたのは11位の台湾在住の方で、当時かなり勢いのあったモーリスラクロアのアイコンでした!
台湾LOVEの私なので、最初のご注文が台湾というのはとても嬉しかったですね。

ブランド別売上点数ランキング

では次にどんなブランドが世界で人気があるのかという指標になる、ブランド別の売り上げランキングです。

1位オメガ

これはもうダントツにオメガです!特にシーマスター系の人気が非常に高く、シーマスター300とレイルマスターの人気が飛び抜けています。
特にディスコンとなったレイルマスターの人気が根強く、入荷が有れば瞬く間にご注文を頂いている状況で、この2年位の間で言えば入荷したほとんどは海外に飛び立っていったと言っても過言ではないです。

2位 ノモス

には意外過ぎるノモスです。クロノ24への出品状況を見てみると中古品は数多く出品されていますが、新品の出品数はかなり少ない状況です。
ノモスは日本国内でも並行新品が扱われる事が少ないブランドですし、海外でもパラレルマーケット(並行市場)での流通はさほど多くない状況の中、数少ない新品が出品されると高いニーズがあるのでしょうね。
ノモスの人気はアメリカが特に高いと感じます。

3位にはタグホイヤー、4位にブライトリング、5位にチューダーと続いております。

実は世界的に人気の高いセイコーが7位に位置しているのが嬉しい限りです。グランドセイコーは2010年前後は東南アジア(特にインドネシア)の富裕層に人気が高かった印象ですが、2010年から本格的に海外進出を果たして以来、欧米での人気が急速に高まっています。まだ海外での販路が少ないとも思えるので、これからも人気が高くなっているのでしょう。

ロレックスが6位というのは意外と感じるかもしれませんが、日本同様に海外でも異常なまでの価格高騰ぶりですし、輸入時に課せられる関税などを考えると敬遠されているのかもしれませんね。香港や一部の国を除くとほとんどの国で関税が課せられ、海外の関税はインボイスに書かれた合計価格に10〜30%程度と言われています。
日本の場合は腕時計に関税は課せられませんが、輸入消費税が掛かり税率は約10%弱となっているので、海外からの購入を検討されている場合は輸入消費税分も念頭に置くようにしましょう。

出品するまでは、パテックフィリップやオーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンなどハイブランドの売れ行きが良いのでは?という印象を思っていましたが、日本市場の売れ筋とほとんど変わらないという感じですね。

価格帯別ランキング

最後になりますがブランド別の次に気になるのは、価格帯別のランキングですよね。
それでは20万円毎に分けてみたランキンググラフをご覧ください。

前述しましたが、出品するまでの印象としては、パテックフィリップやオーデマピゲなどハイブランド、パーペチュアルやトゥールビヨンなどの高価格帯に売れ行きがとても良いと思っていましたし、それを期待し出品をした次第です。
しかしながら、実際には売れ行きが好調なのは200,001円~1,000,000円台が中心と、日本のマーケットとほぼ変わりがありません。
たぶんですが、このブログをご覧頂くまで抱いていた皆様のイメージとも、かなり掛け離れているという方も多いと思います。

1,000,000円を超えるとかなり売り上げ数が減っている事がお解り頂けると思います。
クロノ24でこの高価格帯が売れていないという訳ではないと思いますが、海外の方としても高価格帯を遠く離れた日本から買うというのは抵抗があるという事でしょうね。

論評

新品の売れ行きが圧倒的に多いですが、ユーズド品の売れ行きも良い方です。
日本のユーズド品はメンテナンスが行き届いておりコンディションが良く、安心というイメージをお持ちの方も多いと聞きます。そして何と言っても他国の設定に比べ価格がリーズナブルと言えるのも人気の秘訣と思います。
というのも、日本のお店にはあまり価格交渉という概念がないため最初からベストプライスで出品する事がほとんどです。
しかし海外の場合は交渉ありきのため出品価格はかなり高め、交渉しできる限り高い価格で売る!という感覚のお店が多いです。
7〜8割くらいのお客様はまず『ベストプライス??』と聞いてきますからね。
もしクロノ24の海外の出品者からの購入を考えている方は、ぜひ価格交渉されることをお勧めいたします。

最後に

いかがでしたでしょうか?今、世界中の時計愛好家にはどんなブランド、どのくらいの価格帯の需要があるのかという事を包み隠さずご説明させて頂きました。

出品する前に抱いていた、売れ筋のブランドや中心となる価格帯のイメージとはかなり異なっていましたが、この3年という短い期間で430点以上の時計をお買い上げいただいたのは本当にうれしい限りです。
為替の変動で売れ行きの浮き沈みが激しいですが、世界の皆様に弊店を知っていただけるのは至福です。

海外の方とのやり取りや、梱包そして輸出書類の作成の手間などを考えると少々面倒のように思えますが、慣れてしまえばなんてことはありません。
クロノ24への出店を検討されている同業の方にも是非お勧めしたいです。

そして本当にうれしいのは、手厳しいご意見を頂く事もございますが、多くのご利用者様に多数の高評価のレビューを頂いている事です。

言葉の問題が一番大きくコミュニケーションに一抹の不安がありましたが、ほぼ翻訳サイトに頼っていながらも説明などのコミュニケーションに高評価を頂いております。
遠方からの購入で到着まで心配で仕方なかった中、思いのほか早く綺麗な商品が届いたという感謝のレビューが心から嬉しいです。

日本のお客様は勿論ですが、これからも世界中の時計愛好家の皆様にご満足いただける商品、そしてサービスをご提供できるように精進してまいる所存です。
これからもご愛顧のほど、宜しくお願い致します。

この記事の監修者

小池 豪 (こいけ たけし)
小池 豪 (こいけ たけし)
好みの時計:ダイヤモンドが多くセットされているゴージャスな時計
1971年11月11日産まれ
東京都中野区出身

業界歴:2007年より時計業界に従事
22歳イベント企画会社入社。
その後、総合商社に総合職で入社、平日は経理、土日祝は地方営業。
その後、学生時代の知人に頼まれ厨房設備の運搬設置業に携わる。
2001年、某有名店社長と出会い、時計業界に誘われる。
2007年に独立し、現在に至る。
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