激レア!NAOYA HIDAの「TYPE 3B」が入荷!
こんにちは、中野ブロードウェイの時計店「れんず」です。
今回も希少でユニークな時計が入荷いたしました!

かなり珍しいNAOYA HIDAの「NH TYPE 3B」を、写真と共にお届けいたします!
ぜひご覧くださいませ。
商品ページをすぐ見たい方はこちらからどうぞ
→ [中古]ナオヤ ヒダ NH TYPE 3B ジャーマンシルバー メンズ
前回の記事も併せてご覧くださいませ。
ローマンゴティエ入荷!世界限定28本のレアモデルをじっくり観察!
今回の入荷モデル

ブランド名:NAOYA HIDA&Co.
モデル名:NH TYPE 3B
生産本数:2022~2023年の間に15本、2024~2025年の間に追加で15本生産する予定
(今回入荷したモデルは2023年に販売されたものです)
素材:ステンレススチール(SUS904L)
文字盤:洋銀製、シルバー~ゴールドっぽい色味
ムーブメント:手巻き式キャリバー3021LU
性能:45時間のパワーリザーブ、5気圧防水、ムーンフェイズ搭載
ケース径:37mm
重さ:58g
NAOYA HIDA&Co. について
創業者の飛田直哉さんは、かなり長く時計業界に携わってきた方であり、F.P.ジュルヌやラルフローレンでの日本における代表を務めていました。
そして、自身の理想を形とするため、2018年にNAOYA HIDA&Co.を設立しました。
2018年に試作品の「NH TYPE 1A」、翌年には「NH TYPE 1B」を発表し、その後も意欲的に新作を生み出し続けている、日本のマイクロブランドです。
「NH TYPE ○○」といった名前で展開されるお時計は、生産本数がかなり少ないこともあり、どれも高い人気を得ています。
上品でクラシカルなドレスウォッチをラインアップしていますが、ただ昔の機械式時計を再現するのではなく、現在だからこそできる時計作りを目指しています。
NH TYPE 3B
さて、それではお時計をじっくり見ていきたいと思います。

NAOYA HIDAの初のムーンフェイズ搭載モデル「NH TYPE 3A」を元として、月の表情や裏蓋をねじ込み式に変更した「NH TYPE 3B」。
オンオフ問わず着用できる、スマートで美しいデザインです。
ふたつの顔を持つムーンフェイズ
やはり最初に触れたいのはこのムーンフェイズ。

にっこりと穏やかな表情を浮かべています。
ムーンフェイズはブランドによって顔を刻んだりリアルな月に寄せたりと、表現が分かれるところになります。
ブランドの個性を感じられて、個人的にも好きな機構のひとつです。
ムーンフェイズ機構では、ディスクに月をふたつ配置しています。
これは、月は、平均で29.5日かけて満ち欠けを行っていることに由来します。
この「.5」を歯車で表現するのが難しいので、ディスクに月をふたつ配置して、29.5日を2回行ってようやくディスクが1周する、という仕組みにすることで、上手に月相を表示しているのです。
多くのムーンフェイズは、どちらの月も同じ顔をしていますよね。
しかし、この豊かな表情の月は例外的です。
もうひとつの月相は……。
と、写真を載せる前に。
載せてはいけないとの注意書きはないものの、この時計について調べるうちに、ひとつ前のモデルとなるTYPE 3Aの記事にて、「ムーンフェイズのもうひとつの顔は所有者の楽しみだから、公式では公開していない」という旨の内容を発見しました。
確かにTwitterでもinstagramでも、にっこりした月の顔だけが掲載されているようです。
こちらです。クロノス様のレビュー記事。あまりに確かな情報過ぎる。
→ https://www.webchronos.net/features/89489/
これに倣って、我々も載せない方が粋なのでは。
しかし、うーん、限定数十本しか存在しない、次にいつ当店に入荷するかも分からない超貴重なモデル。
正直「見たいよ!!!!」という方もきっといる、と思います。
私個人としても、このお時計の魅力をひとつでも多くお伝えしたいと思いました。
というわけで、このブログではお叱りを受け次第、即刻削除を前提で、見たい方だけ見ることができるようにしてみました。
どうしても、どうしても一目見たい!!という方だけ、ちらっとご覧下さい。
ムーンフェイズのもうひとつの表情はこちらです。

全然違ったお顔ですよね。
文字盤について

さて、ツヤツヤで美しいローマンインデックスは、星や月の顔と同じく手作業で彫られたもの。
はじめはぷっくりと膨らんでいるように見えたのですが、へこんでいます。
周りを囲む分目盛りも同様。
「NAOYA HIDA&Co. TOKYO」の方は、機械を使って彫られています。
インデックス、分目盛り、そしてブランドロゴには「カシュー」という、漆を人工的に再現した塗料が流し込まれています。
文字盤の素材は洋銀。
ジャーマンシルバー、洋白とも呼ばれる、銅に亜鉛とニッケルを混ぜて作った合金です。
銀に似た見た目と、銅ならではの加工のしやすさが特徴で、昔から機械式時計に採用されてきた素材です。
細かいざらざら、といった質感で、銀よりも温かい色合いをしています。

分目盛りが刻まれたリングは文字盤とは別で作って後から乗せたもの。
インデックスの段も併せて、立体感が生まれています。
針は青焼きされたリーフ針。すらっとしていて綺麗ですね。
分針は手作業で先端を曲げてあり、細い針の先がきちんと分目盛りを正しく指すよう調整されています。
覗き込むようにして分針を見ないと気付けないような細かい気遣い。
こういう細かい点の積み重ねが、時計全体のクオリティを上げるんですね。


時針の方はぴーんとしてます。美しいです!
素材について

ケースはステンレスで作られています。
今時ステンレスケースなんて珍しくもないとお思いですか?
ステンレスとは、鉄にクロムやニッケルなどの元素を混ぜ、錆びにくくした合金のことをいいます。
混ぜた元素や、混ぜる割合によって番号やアルファベットが振られ、分類されています。
用途によって欲しい性能は変わるので、ステンレスも色々な種類のものがあるんですね。
機械式時計でよく使われているステンレスは、「304」「316」。
304は加工がしやすいので、時計に限らず色々なものに使われています。
316は加工が難しいですが、耐食性、つまり錆びにくさが向上しています。
海水・潮風によく触れる想定の、ダイバーズウォッチでよく採用される傾向があります。
そして、ロレックスやジラールペルゴ等の一部のブランドが「904L」を使用しています。
一般的なステンレスよりも錆びにくく、硬さ、美しさも兼ね備えた高性能ステンレスです。
加工が非常に難しいためあまり普及していないステンレスなのですが、この904Lを、ナオヤヒダは採用しています。
きっちりとした四角い尾錠、ステップベゼル、リューズ、ラグには艶やかな鏡面仕上げ。
ケースサイド、裏面には、美しいヘアライン仕上げが施されています。


ムーブメント、リューズについて
手巻き式キャリバー3021LU。
裏蓋は閉じられているので、その姿を拝むことはできません。
手巻き式なのですが、リューズを限界まで巻くとそれ以上は巻けなくなる、いわゆる「巻き止まり」が存在しません。
これは、「バルジューCal.7750」という汎用ムーブメントをベースとして作ったものであり、自動巻き用の香箱を組み込んでいるため、とのことです。
針が止まった状態からであれば、40~50回ほど巻き上げればOK。
巻きすぎにはご注意ください。

これは検品時に感じたことですが、リューズの操作性がとても良いです。
リューズの操作がしやすいギザギザ、軽やかな感触。
巻き上げ時の音も良いです。
リューズをケースに押し込んだ状態で巻き上げ。
ひとつ引き出してムーンフェイズの操作。
もうひとつ引き出して時刻調整ができるようになります。
リューズを回した分だけ針が動く。
言葉にするとそりゃそうだろと思うかもしれませんが、機械式時計を沢山触ったことのある方ならきっと伝わるはず。
この時計、リューズの操作感、良いです!
ストラップ、尾錠について

レザーストラップの触り心地は、控えめなふわふわ。
あんまりべたべた触ってはよくないと思いつつ、頬擦りしたくなるほど良い触り心地をしています。
表側(ふわふわグレーの方)はピッグスキン。
裏側(刻印がある方)はカーフを使用しており、手縫いで仕上げられたものです。

△ 「NAOYA HIDA&Co. TOKYO」

△「Cousu main」:フランス語で「手縫い」を意味します。
尾錠はすっきりと四角いデザイン。

裏側も鏡面仕上げとなっており、端の方に「NH」の刻印があります。

付属品

コンパクトなサイズのボックスと、A4サイズの説明書の紙2枚+保証書が付属します。
この説明書には、ムーンフェイズの調整をする際の禁止時刻や、歯車の歯の関係でふたつめの月が真上には来ない仕様であること等、かなり細かく記載がありました。
この青も良い色ですよね。
スカイブルーよりは落ち着いていて、日本の伝統色とかだったりするのでしょうか。
素敵な色だと思います。
入荷してすぐTwitterにアップしたところ、当店のアカウントにしてはかなり反応を頂きまして、これがNAOYA HIDAの力……と思いました。
今後も定番モデルに加え、こういった珍しいお時計も入荷・ご紹介していく予定です!
今後ともれんずをよろしくお願いいたします。
その他の記事も併せてご覧ください!
出典
https://naoyahidawatch.com/
https://naoyahidawatch.com/new-release/nh-type-3b/
https://brutus.jp/naoya_hida_amd_co/
https://www.webchronos.net/features/89489/
NY
この記事の監修者

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