こんにちは、中野ブロードウェイの時計専門店「れんず」です。
シンプルでモダンなラインアップが魅力のノモス・グラスヒュッテ。
そんなノモスを代表するコレクションがこの「タンジェント」。
シャネルでいうJ12、ファミリーマートでいうファミチキです。
異論は認めましょう。
最もシンプルで、最もスマート。
洗練されたそのデザインは多くの人々に認められ、数多くの賞を授与されてきました。
さて、ではこちら。
Q.これもタンジェントですか?
A.いいえ、タンゴマットさんです。
隣に並べてみましょう。
_人人人人人人_
> おんなじ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
文字盤の中も、ラグの形も、何もかもが同じに見えますよね。でも大丈夫です。
今回は、この「タンジェント」にそっくりなコレクション、「タンゴマット」についてご紹介いたします。
タンジェントとタンゴマットの違いが分かるようになれば、あなたもノモス通の仲間入り!
今日からよろしくお願いします。
タンジェントとタンゴマット、何が違う?
こんなにも瓜二つなタンジェントとタンゴマットですが、もちろん違うコレクションです。
では何が違うのか。
「厚さ」です。
それだけ?と思うかもしれませんね。
もちろんそれだけではないのですが、簡単に言うと厚さで見分けることができます。
今回は「タンジェント ドレ」とタンゴマットを同時に撮影することができたので、この二つで比較してみます。

いかがでしょう。
手前がタンジェント、奥がタンゴマットです。

△ この真っ直ぐなケースとガラス……!! 美しい……
タンゴマットの方が厚く、タンジェントの方が薄いことが分かりますね。
今回比較に使用したモデル以外でも、この体格差は変わらないと思って頂いていいと思います。
何故同じ見た目なのか

それにしても、何故この二つは同じ外見をしているのでしょうか。
第一に、タンジェントは1992年に誕生した、ノモス・グラスヒュッテの最初のコレクションです。
そして、タンゴマットは2005年に、タンジェントをベースとして作られたコレクションです。
タンゴマットはタンジェントを元に作ったから同じ外見をしている、という訳ですね。
かつて、タンジェントとタンゴマットには明確な違いがありました。
それは「手巻きのタンジェント」「自動巻きのタンゴマット」であったこと。
しかし、2015年。
「ネオマティック」と呼ばれる薄型自動巻きムーブメントが登場したことにより、必ずしも「タンジェント=手巻き」ではなくなってしまったのです。
ネオマティックムーブメント
現在、ノモスの自動巻きモデルには、ほとんどに「ネオマティック」の名がついています。
今のところキャリバーDUW3001、DUW3202、DUW6101が「ネオマティックムーブメント」に該当し、そのいずれにも「ノモス スウィングシステム」が組み込まれています。
これは、ノモスが独自に開発した脱進機です。
時計の精度に直結する、機械式時計の非常に重要な部分。
これを自社で製造した上で、機械式時計としては比較的手が届きやすい価格を維持しているところがまた流石ですね。
自動巻き式のムーブメントは、ぐるぐる回るローターが入る分、厚くなりがちです。
タンジェントよりタンゴマットが厚いのもそれが理由です。
しかし、ノモスのネオマティックは手巻き式モデルのように薄いことがポイント。
手巻き式と同じ35mmのケースに納めることができるため、ユーザーだけでなく製造側としても嬉しいはずです。
なお、ネオマティックムーブメントを搭載している場合、12時位置にさりげなく「neomatik」と記されます。
一番人気のタンジェント
タンジェント。
「ノモスが好きな人は全員タンジェントも好き」と言ってしまっても良いほど、抜群の人気を誇るコレクションです。
アラビア数字とバーを交互に配置したインデックスと、かくっとしたラグが特徴的です。
12時位置のブランドロゴの下に「neomatik」があるかどうかで、自動巻きか手巻きか判断することができます。
どちらにせよ、スリムなことに変わりはありません。
ケースサイズは33mmから、タンジェント スポーツまで含めれば42mmまで。
男女問わず選べる豊富なサイズ展開も魅力ですね。
また、ノモスの代表的コレクションであることもあり、限定モデルや派生モデルも多いです。
限定モデルでは既存のモデルに特別なカラーリングを施したものが多く、ノモスの洗練されたデザインと、遊び心のある色合いを楽しみたい方にはうってつけです。
2024年のW&Wジュネーブでは、31色ものカラーバリエーションを持った限定モデルが登場したこともあります。
存在感のあるタンゴマット
タンジェントと同じ顔でありながら、大きくて厚いケースを持つタンゴマット。
その存在感は手首に載せたとき、更に如実に感じられることでしょう。
こちらは、商品ページに載せているイメージ写真のひとつ。
左がタンジェントで、右がタンゴマットです。
手は同じマネキンのものを使用しているので、タンゴマットの大きさがよく分かって頂けるかと思います。
タンゴマットは自動巻き用のコレクションとして作られたので、当然展開されるモデルも自動巻き式となります。
その大きなケースを活かし、GMT機能を搭載したモデルも存在しています。
そのため、今後ノモスがクロノグラフやムーンフェイズを搭載したモデルを出すなら、タンゴマットから出るんじゃないかなと個人的に予想しています!
タンジェントとの区別化もできて、いいと思うんですよね。
タンジェントとタンゴマット、迷ったときは?
▶ タンジェントはこんな人におすすめ
*ノモス、タンジェントが好きな方
*「ノモスといえばタンジェント!」やっぱり王道が好きな方
*袖口に収まる小型・薄型モデルをお探しの方
*手首が細めな方
*手巻き式を選びたい方
*ネオマティックムーブメントに魅力を感じる方
▶ タンゴマットはこんな人におすすめ
*ノモス、タンゴマットが好きな方
*「いや、これはタンゴマットっていうんですよ」実は人と被らないモデルを選びたい方
*腕元で存在感がある方が嬉しい方
*がっしり体型な方
*絶対自動巻き式がいい方
*GMT機能にも興味がある方
タンジェントとタンゴマット。
同じ見た目でも、異なるコレクションであることがよく分かって頂けたかと思います。
私も実際にこの2つを比べたとき、「結構タンゴマットって大きい……!」と感動したものです。
手に取って見る機会があれば、ぜひ比較してみてくださいね!
NY
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この記事の監修者

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好きなブランド:全般。あえてあげるならブレゲです。
1987年生まれ、埼玉県出身
日本時計輸入協会認定 ウオッチコーディネーター(CWC)
業界歴:2012年より時計業界に従事
20歳でアパレル業界へ入り、服飾販売員として勤務をしたのち、かねてより興味のあったブランド業界へ。
時計だけでなくジュエリーやバッグ等、ハイブランド商品をオールジャンルで取扱う某社にて経験を積んでいく過程で時計の奥深さに惹かれ、時計部門の責任者となる。
れんず入社後、店舗販売スタッフとして従事したのち店長を経て、2023年11月から統括責任者として就任。
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