こんにちは、中野ブロードウェイの時計店「れんず」です。
さて、1月22日、ノモスからメールマガジンが届きました。
そのメールの中には、こんな画像(実際には動画)とメッセージが記されていました。
「近々、次の NOMOS 時計を購入されるご予定ですか? さまざまなモデルからどれにしようか迷っていませんか? 2 日後に、私たちは新しい時計を発表します。それは、単に時間を知らせる以上の機能を持つ時計です。希少で、強いメッセージを伝え、重要な目的もサポートします。おそらく、あなたが待ち望んでいたものでしょう。」
(実際に届いたメールは英語だったので、これはDeepL先生に日本語訳してもらった文です。)
「新しい時計」!! 新作発表だ!!
添付された画像には、ローマ数字の「12」が赤く塗りつぶされている様子。
また、ノモスでローマ数字といえば「ラドウィッグ」。
順当に考えればラドウィッグに新作モデルが来ることを示唆するものだと思われますが、ローマ数字を使用した新しいコレクションが誕生する可能性だってありますよね。
そんな予想と期待を胸に、迎えた24日。
ノモスによる2025年最初の新作は、コチラでした。
ラドウィッグ ネオマティック 国境なき医師団エディション
赤いXIIを携えた、ラドウィッグ ネオマティックのお出ましです!
36.4mmと38.5mmというふたつのケースサイズで登場しており、それぞれ250本限定となります。
なお、この時計の売り上げは、ノモスから国境なき医師団のドイツ支部へと寄付されます。
ラドウィッグコレクションではレイルウェイ目盛りがよく使われている印象ですが、薄型自動巻きムーブメントを搭載するネオマティックモデルでは、今回のようなシンプルで開放的な分目盛りが採用されます。
ラドウィッグとは
ノモスのコレクション内で唯一、ローマンインデックスを持つコレクションです。
コレクション名である「LUDWIG」はラドウィッグの他にルートヴィヒとも読み、ドイツ語圏の男性名です。
定番のシルバーダイヤルや、今作と同じホワイトエナメル文字盤の他に、シャンパーニュやブラックのカラーバリエーションも存在しており、今後も新色が追加されていくことが期待されています。
また、ノモスとしては珍しく、定番モデルにイエローゴールドケースを採用しているものもラインアップに存在しています。
ラドウィッグは、他のノモスウォッチと比べるとよりエレガントに作られており、クラシカルな趣きが楽しめるコレクションとなっています。
国境なき医師団
「国境なき医師団」とは、自然災害や紛争などによって医療が届いていない人々を救うべく活動を続ける医師団です。
その活動は名前の通り国境なく行われ、1999年にはノーベル平和賞を受賞しています。
ノモス・グラスヒュッテは、2012年から国境なき医師団とパートナーシップを結んでいます。
これまでに「タンジェント」「タンゴマット」「アホイ」でも同様に特別モデルを数量限定で出しており、「12時のインデックスは赤、各針は黒」というデザインの統一が行われています。
この12時の赤は緊急支援をイメージしたものとされています。
目を引くワンポイントでありながら悪目立ちしない、優れたデザインですよね。
また、今回の特別モデルはエナメルホワイト文字盤なので、シルバー文字盤で展開されてきたこれまでの特別モデルよりもくっきりとしたコントラストを楽しむことができます。
モデル情報
型番:282.S2(NM282.S2)
モデル名:ラドウィッグ ネオマティック 国境なき医師団エディション
ケース径:36.4mm
素材:ステンレス
厚さ:7mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバーDUW3001
パワーリザーブ:約43時間
型番:250.S2(NM250.S2)
モデル名:ラドウィッグ ネオマティック 39 国境なき医師団エディション
ケース径:38.5mm
素材:ステンレス
厚さ:7mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバーDUW3001
パワーリザーブ:約43時間
モデル名に「39」とありますが、実際のケース径は38.5mmなんですね。
ムーブメントはどちらもお馴染みのDUW3001を搭載しているので、厚さやパワーリザーブは変わりません。
純粋に大きい方と小さい方からお選びいただけます。
当店でも何度か取り扱ったこともある、ノモスの国境なき医師団エディション。
ノモスらしさ全開で良いですよね。
今後もノモスと国境なき医師団のパートナーシップが続く限り、この特別モデルの新作は登場することでしょう。
次の新作も待ち遠しいです!
画像:ノモス公式サイト
NY