オメガ シーマスターシリーズの違いって何?

  • 投稿日:2025年09月22日

こんにちは、中野ブロードウェイの時計店「れんず」です。

皆さん大好きオメガシーマスター
創業100周年を記念して1948年に作られた、どんな場所でも活躍できるオメガの人気コレクションです。

しかし、一口に「シーマスター」といっても、その種類は多岐にわたります。
今回は、長い歴史の中で生まれた様々な「シーマスター 〇〇」の違い、特徴をご紹介いたします。

アクアテラ 150M

まずはこちら、「アクアテラ 150M」!
メンズからレディース、クォーツ式からマスタークロノメーター認定を受けた機械式まで、非常に幅広い選択肢を持つのが「アクアテラ」です。

150M」というのは防水性能の話。
この「アクアテラ 150M」と名がついたモデルは全て150m防水を持っています。
つまり、普段使いする上では全く心配しなくていい防水性。
手を洗うときや、急な雨に降られたときなども安心なのです。


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多くのアクアテラには、ストライプ模様の文字盤が備わっています。
これはヨットのウッドデッキをイメージしてデザインされた「チークコンセプト」という文字盤。
シンプルながら良い個性が生まれていますよね。


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2023年からは「アクアテラ シェード」という、様々な色の文字盤を備えた、更にすっきりとした派生モデルも登場しました。

 
220.10.38.20.03.005(左)/ 220.12.43.22.03.002(右)

他にもグラデーション文字盤を備えたモデルや、中央に地球を配した「ワールドタイマー」モデルも存在しています。
普段使いしやすい性能と、バリエーション豊かなラインアップ。
「シーマスター」というダイバーズウォッチが大本でありながら、回転式ベゼルや厚みのあるケースは持たず、誰もが使いやすい上品なモデルが多く揃っています。

→ 逆回転防止ベゼルがなく、分針がアロー針(先端が矢印になっている針)だと、アクアテラ

ダイバー 300M


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逆回転防止ベゼルと、ヘリウムエスケープバルブが特徴的な「ダイバー300M」!
その名の通り、300m防水を備えるダイバーズウォッチとなっております。

ダイバー300Mは1993年に登場して以来、シーマスターコレクションを牽引してきた存在です。
定番モデルであるが故に、最も人気の高いシーマスターともいえるのではないでしょうか。

スーパールミノバがたっぷり塗布された、丸いインデックス。
3時間ごとの四角いインデックスも合わせて、非常に高い視認性を備えています。
ダイバーズウォッチたるもの、暗い海の中でもしっかりと時間が見えないといけませんからね。
セラミック製のベゼルも、ばっちり光ります。


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ヘリウムエスケープバルブ

ヘリウムエスケープバルブ」というのは、10時側についているリューズのことです。
プロのダイバーが深海で活動する際、高い水圧に耐えられるよう、ヘリウムと酸素を混ぜたガスを体内に入れます。(この技術を飽和潜水といいます)
活動を終えると、減圧室で体内に入れたガスを抜くのですが、このタイミングでバルブを開け、時計の中に入り込んだヘリウムを逃がします。
この作業によって、減圧時に時計の中に入ったヘリウムが膨張して時計を壊してしまうという事故を防いでいます。
普通に生活していれば触ることのない機能ですが、これがなければ本物のダイバーズウォッチとはいえません。
プロフェッショナルの証、まさにクラウンなのです。


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ステンレス、チタン、セラミックにゴールド。
様々な素材で作られているダイバー300Mは、基本的にケース径42mmで展開されています。

ちなみにクロノグラフモデルは更に大型で、44mmのケースを持っています。
波を模した文字盤が素敵です!


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潜水を始めた時間を覚えておくために使用する逆回転防止ベゼル。
飽和潜水時に使用するヘリウムエスケープバルブ。
300mまで耐えられる防水性能。
いずれも多くの人の生活では必要ないほどの性能を持ちながら、選ばれ続けている本気のプロフェッショナルダイバーズ。
これがオメガ シーマスターのダイバー300Mです。

→ 逆回転防止ベゼル、ヘリウムエスケープバルブ、スケルトン針が揃っていたらダイバー 300M

『007』モデルはダイバー300Mに多い

 
2537.80.00(左)/210.92.42.20.01.001(右)

なお、シーマスターコレクションは、映画『007』の主人公、ジェームズ・ボンドが愛用していることでも知られています。
『007』、ジェームズ・ボンドとのパートナーシップを祝して、いくつも限定モデルがダイバー300Mの姿で登場しています。
やはり「シーマスターといえばダイバー300M」という分かりやすさ故でしょう。

プラネットオーシャン 600M


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プラネットオーシャン!
まず名前が格好良いですよね。
アクアテラは150m、ダイバーは300m。
プラネットオーシャンは、600mまでの防水性能を備えています。

2005年に登場し、ダイバー300Mよりも更に深くまで潜れるようになったプラネットオーシャン。
重厚なケースの存在感が頼もしいです。
およそ14mmの厚さを持つケースの中には、マスタークロノメーター認定を受けたムーブメントが搭載されています。

デカ厚ケースの他には、時針・分針どちらもアロー針になっていることが特徴的ですね。
また、インデックスがアラビア数字+バーになっております。
そしてもちろん、逆回転防止ベゼル、ヘリウムエスケープバルブも健在です!


215.30.44.22.01.001

3針モデルの他に、クロノグラフGMT機能を備えたモデルも登場しています。

→ 逆回転防止ベゼル、ヘリウムエスケープバルブがあり、時針も分針もアロー針だとプラネットオーシャン

ウルトラディープ 6000M


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プラネットオーシャンの中には、「ウルトラディープ」と名の付くモデルがいくつか存在しています。

こちらは、なんと驚異の6000m防水を備えるスーパーダイバーズウォッチ!
約18mmの厚さ、45.5mmのケース径を持っていて、基本的にケース素材には「O-MEGAスティール」という独自開発したステンレススチール合金を使用しています。

「どうしてそこまで?」と思うかもしれませんね。
実はこのウルトラディープ、2019年に行われた「ファイブ・ディープス探査」のために開発されたモデルなのです。
実際に潜水艦と共にマリアナ海溝の最深部まで辿り着き、そして無事生還を果たしたことで、オメガのダイバーズウォッチは更なる信頼性を獲得しました。


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そんな6000mまで対応可能なウルトラディープですが、プラネットオーシャンと見た目はかなり一緒です。
厚さが約4mm増して、6時位置に「ULTRA DEEP」の文字が増えた程度でしょうか。
しかし、逆に言えば「プラネットオーシャンとほぼ同じ見た目のまま10倍の性能を有している」のです。
すご!

→ プラネットオーシャンとほぼ同じ見た目だが、更に厚くて6000mまで耐えるのがウルトラディープ


ここからは、「ヘリテージモデル」として括られているシーマスター達をご紹介。
かつての名作を蘇らせた、古参ファンこそ昂るデザインのモデルが多く揃っています。


シーマスター300


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オメガは、1957年に3つのプロフェッショナルウォッチを発表しました。
スピードマスター、レイルマスター、そして「シーマスター300」です。

「シーマスター300」は、この1957年に登場したモデルにオマージュを捧げるモデルが揃っています。


オメガ公式サイトから、オメガの伝説的3部作。真ん中がシーマスター300です。


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逆回転防止ベゼルを備え、時針だけアロー針になっていますね。
ヘリウムエスケープバルブはなく、300m防水を備えています。
インデックスと針の夜光部分はあえて色が付けられており、またレザーストラップでの展開も多いことから、ヴィンテージウォッチとしての側面の方が大きいように感じられます。


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モデルによっては、文字盤を2層にすることで夜光塗料の光を更に強めるサンドイッチ文字盤や、秒針の先が丸いロリポップ針が用いられていることがあります。
こちらもヴィンテージ感の強いデザインになっていますね!
ケースサイズも41mmと程よく、スーツスタイルにも合うスマートさがあります。

→ 凹型のインデックスとアロー針の時針、逆回転防止ベゼルがあればシーマスター300

レイルマスター


220.10.38.20.01.002 2017年に出た限定モデル。

先程の「シーマスター300」の際にも名前が出た「レイルマスター」。

こちらはダイバーズウォッチではなく、高い耐磁性を売りにしたモデルでした。
1957年に登場した初代レイルマスターは僅か数年で姿を消してしまいましたが、2003年、再びその名が蘇りました。


2503.52.00 2003年に復活した際のモデル。

シーマスターの派生モデルとして復活したレイルマスター。
登場する度、微妙に針や文字盤のデザインが変わっていて、どんな立ち位置に身を置くか定まりきっていなかったようにも思えます。
オメガは多くのモデルにマスタークロノメーター認定を通しているので、ただ耐磁性が高いというだけでは個性にならないためでしょう。


220.10.40.20.01.001(左)/220.10.40.20.06.001(右) 2017年に登場したモデル。

三角形のアワーマーカーとアラビアインデックス、シンプルなスムースベゼル、そして流れるような筆記体のロゴ。
数々の変遷はあれど、共通する点も確かにありますね。


235.10.38.20.06.001 2025年に登場したモデル。

2025年に登場したレイルマスターは、非常にモダンなアップデートを遂げました。
夜光塗料をヴィンテージ風に着色しておらず、すっきりとしています。


235.10.38.20.13.001 2025年に登場したモデル。

スモールセコンドを備えたベージュのレイルマスター。
こちらは逆に、全体的な色合いがヴィンテージ感マシマシですね!
しかしこれまでのレイルマスターにはなかったスモールセコンドが備わったことで、現代的な要素も感じられます。

→ 三角形のアワーマーカーとアラビア数字のインデックス、スムースベゼルが揃っていればレイルマスター

プロプロフ 1200M


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かなり特徴的な外見を持つ「プロプロフ」。
この時計そのものが潜水艦にも見えるような、逞しくて頑丈な大きさと厚さを持っています。


224.32.55.21.01.002

9時位置のリューズで時刻調整。
2時位置のボタンでベゼルを操作。
4時位置には自動タイプのヘリウムエスケープバルブがついています。

15.5mmの厚みと特殊なリューズガードには、シャツの袖口には絶対に収まらないという凄みがあります。
1970年に登場した初代モデルは600mまでの防水性能でしたが、2010年、倍の1200m防水を備えて復活しました。

現在も展開している数こそ少ないものの、シーマスターの一部として熱狂的なファンに愛されています。

→ 何といっても個性的なリューズガード! この形ならプロプロフ

オリンピック オフィシャルタイムキーパー


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何度もオリンピックのオフィシャルタイムキーパーを務めているオメガ。
オリンピックのロゴや配色によって彩られた特別な限定モデルが、このシリーズから登場することがあります。

ただ、オリンピックのための限定モデルはオメガの色々なシリーズから登場しています。

 
シーマスター アクアテラ 522.10.42.21.03.001シーマスター ダイバー300M 522.21.42.20.04.001

 
スピードマスター 522.30.42.30.03.001スピードマスター マークII 522.10.43.50.01.001

どのシリーズにも属さないモデルを出す場合、この「シーマスター オリンピック リミテッドエディション」を使っているような印象ですね。

→ オリンピックのための限定モデルで、どのシリーズにも属さない場合はココ


まとめ

各シリーズの特徴をまとめると、このようになりました!

アクアテラ:スムースベゼル、分針がアロー針、文字盤にストライプが入っていることが多い
ダイバー300M:逆回転防止ベゼル、ヘリウムエスケープバルブ、スケルトン針
プラネットオーシャン:逆回転防止ベゼル、ヘリウムエスケープバルブ、時針も分針もアロー針
ウルトラディープ:プラネットオーシャンの一部モデルが該当。より厚く防水性能がアップ

シーマスター300:逆回転防止ベゼル、三角形のアワーマーカー、時針がアロー針
レイルマスター:スムースベゼル、三角形のアワーマーカーとアラビア数字のインデックス
プロプロフ:個性的なリューズガード
オリンピック オフィシャルタイムキーパー:オリンピック限定モデルで、どのシリーズでもない場合に該当

では問題です。以下の画像はどのシリーズに該当するでしょうか。
 

 

正解は、画像から飛んで確認してみてくださいね。

NY


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この記事の監修者

青木
青木
好きなブランド:全般。あえてあげるならブレゲです。
1987年生まれ、埼玉県出身
日本時計輸入協会認定 ウオッチコーディネーター(CWC)
業界歴:2012年より時計業界に従事
20歳でアパレル業界へ入り、服飾販売員として勤務をしたのち、かねてより興味のあったブランド業界へ。
時計だけでなくジュエリーやバッグ等、ハイブランド商品をオールジャンルで取扱う某社にて経験を積んでいく過程で時計の奥深さに惹かれ、時計部門の責任者となる。
れんず入社後、店舗販売スタッフとして従事したのち店長を経て、2023年11月から統括責任者として就任。
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