クロノトウキョウ「白藍」入荷!2025年のアニバーサリーモデルをご紹介!

  • 投稿日:2025年11月21日

こんにちは、中野ブロードウェイの時計店「れんず」です。

日本の独立時計ブランド「クロノトウキョウ」の限定モデルが入荷しました!
販売に至る前にお写真を撮らせて頂きましたので、本モデルの魅力をご紹介いたします。

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[中古]クロノトウキョウ 2025 ジュビリー 扇子 EOL 白藍 CP25BA ブルー メンズ

クロノトウキョウ・浅岡肇氏について

クロノトウキョウ(クロノ ブンキョウ トウキョウ)は、日本の独立時計師・浅岡肇(あさおか はじめ)氏によって運営されている時計ブランドです。

浅岡さんは、厚生労働省によって「現代の名工」に選ばれるほど、卓越した技能者として認められている人物です。

三大複雑機構のひとつに数えられる「トゥールビヨン」を日本で初めて製造した人物としても知られており、現在も世界中から注目を集めています。

そんな凄い人物が作る時計はさぞ高級なのだろう、と誰もが思いますよね。
しかし、浅岡さんはファンのため、比較的手に入れやすい価格を維持しています。
どれだけ魅力的な時計であっても、現実的に入手できそうなものとそうでないものでは、輝き方も違って見えるというものです。

クロノトウキョウ 2025 ジュビリー 扇子 EOL 白藍 CP25BA

今回入荷したのは「クロノトウキョウ 2025 ジュビリー 扇子 EOL 白藍 CP25BA」!
名前が長いですよね。
ブランド名の「クロノトウキョウ」、型番の「CP25BA」はいいとして、それより後を見ていきましょう。

2025 ジュビリー

時計好きの方が「ジュビリー」と聞くと、最初にロレックスのジュビリーブレスレットを想像するかもしれませんね。

しかし、あながち間違いでもありません。
ロレックスのジュビリーブレスも今作のジュビリーも、同じ「jubilee」であるためです。

「記念日、祝祭」を意味するジュビリー(jubilee)。

クロノトウキョウでは、毎年アニバーサリーモデルとしてブランド設立記念モデルが登場します。
そして、2025年は浅岡さんが還暦を迎える年。

ふたつの記念を重ねた重要なモデルとして、今作には「ジュビリー」の名がついています。

また、今作のリューズにはオニキスのカボションがセットされています。

元々カボション(=宝石などを丸く磨くこと。また、そのドーム状の宝石そのものを指す。)が付いたリューズが好きだという浅岡さんの好みが反映されたリューズです。

「カボション付きリューズ」は、カルティエが有名ですね。


カルティエ タンク LM WSTA0109

クロノトウキョウでカボション付きのリューズを採用するのは今回が初めて。
この淡いベビーブルーの文字盤と合わせるにあたり、引き締まった黒いオニキスを選んだそうです。

目立つものではありませんが、このワンポイントが愛らしいですよね。
また、このカボションによって「特別感」が生まれているようにも感じます。

クロノトウキョウは「浅岡さん自身が欲しい時計を作ること」を目的として誕生したブランドです。
商業的な狙いやトレンドは関係なく、ご自身の好みから時計製造を行うその姿。
憧れや尊敬の念を覚えますね。

扇子

10時位置には、扇型のパワーリザーブインジケーターが配されています。
その内側が扇子のように彫られており、和を感じますね。

漢数字インデックスの代わりに入っている9時/10時位置の四角いインデックスも、この扇子のそばにあるだけで紙吹雪のように見えます。

漢数字のインデックス

9時、10時以外は、漢数字インデックスが用いられています。

「一、二、三」ではなく「壹、貳、參」といった漢数字は「大字」といいます。
重要な書類の改ざんを防ぐ目的で用いられる大字。
この文字盤で採用されているのは全て旧字体ですが、1、2、3に関しては「壱、弐、参」の方が有名ですね。

また、「11」を「十壱」として表記しています。
こういう漢字は私が調べた限り存在しないのですが、伝わるのでアリですよね。
柔軟でいいと思います。

ちなみに、この漢数字は浅岡さん自身がデザインしており、これまでにも何度か使われたことがあります。

「12」の位置にはあえて「零」が入っています。
これまでのモデルでは「十二」や「十貳」が入っていたのですが、個人的には今作の零表記の方が好きですね。

皆様はいかがでしょうか。

EOL

「EOL」の部分は、搭載しているムーブメントの話です。

「エンドオブライフ」の略称であり、生産終了・製造元のサポートが終了している状態のことをいいます。

今作では、生産終了済のミヨタ製ムーブメント・Cal.9133を用いています。
この汎用ムーブメントにはカレンダー機能が付いていましたが、より文字盤を洗練させ、純粋な美を追求するために取り外してあります。

大量生産をしないモデルだからこそ、生産終了済のムーブメントを採用できる。
これにより特別感も出ますよね。
そして恐らくコストカットにも貢献している筈です。

ちなみに、今作は数量限定販売ではなく、時間限定販売でした。
たった1日ではありますが、注文できれば基本的には手元に届く方式で販売されたのです。
よって、意外とムーブメントのストックはあったのかもしれませんね。

ソリッドバックケースなので、ムーブメントは見えません。

白藍

日本の伝統工芸である「藍染め」。
植物染料である藍を使って布を染める技法です。
藍染めはその濃さによって様々な呼び名を持ち、白藍(しらあい)はその内のひとつです。

「藍色」に分類される色は48種類ほどあるそうで、新選組の羽織で有名な「浅葱色(あさぎいろ)」もまた、藍色の仲間です。

ただ、ご存じの通り今作の文字盤は布ではないので、実際に藍染めをすることはできませんね。
そのため、「プルシャンブルー」という人工顔料で淡くラッカー塗装をすることで、白藍を見事に表現しています。

プルシャンブルーというチョイスがまた良いのです。
実はこのプルシャンブルー、顔料だけを見ると、この文字盤とはかなりかけ離れた深い紺青をしています。


△ 「プルシャンブルー」の検索結果

しかしながら、「藍色をプルシャンブルーで代用する」という行いは、あの葛飾北斎に倣ったものなのです。
ドイツ・ベルリンで偶然発見されたこの青は、当時の染料では出せない深みのある青として日本に渡ってきました。

「北斎ブルー」と呼ばれる程にこの青を愛用した北斎は、藍色の濃淡のみで絵を描く「藍摺絵」にもプルシャンブルーを用いていました。

薄めて使えば空を、濃いまま使えば海の底を表現できるプルシャンブルー。
素敵ですよね。

中央には放射状のギョーシェ模様。
円ではなく、12に分かれた花のような模様となっております。

インデックスの外側にはミニッツマーカー。
4つへこんで、1つふくらみ。可愛いです。
境界線も細かく彫られていますね。
こうやって色々施されていると、じっくり眺めるのが楽しいです。

付属品について

全体的にはこんな感じです。

箱の中には、様々な付属品が入っています。
時計を入れるための内箱、持ち運び用のポーチ、保証カード、サンクスカード、クロスに風呂敷。盛りだくさんです。

内箱にはこんな感じで時計が納まります。

今作は、付属品も含めてより強くを感じられましたね。
風呂敷で外箱を包み、保管するのも良いと思います。

GPHG2025 ファイナリスト

GPHG(ジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ)という、毎年行われている時計のグランプリがあります。
(ちなみに正式名称はフランス語で「Grand Prix d’Horlogerie de Genève」。略してGPHGです。)

今作・クロノトウキョウ「白藍」もエントリーしており、「チャレンジ部門」にてファイナリストまで残りました。
惜しくも受賞は逃しましたが、世界中の人々の目に触れ、またファンを増やしたことでしょう。

興味がある方は、GPHGの公式サイトからご確認くださいませ。(英語です)

製品情報

名前:クロノトウキョウ 2025 ジュビリー 扇子 EOL 白藍
型番:CP25BA
ケース径:38mm
厚さ:11.2mm
重さ:約60g
ムーブメント:Cal.9133PWT
パワーリザーブ:約40時間
ケース素材:ステンレス
ストラップ:カーフレザー
文字盤色:ブルー(プルシャンブルーによるラッカー塗装。白藍色)
防水性能:5気圧防水
希望小売価格:328,680円(税込)

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[中古]クロノトウキョウ 2025 ジュビリー 扇子 EOL 白藍 CP25BA ブルー メンズ


浅岡さんのダイヤモンドジュビリーを記念する「白藍」。
これからも元気に、素敵な時計を作り続けてほしいですね。

今後も珍しいお時計が入荷した際は、写真と一緒にご紹介したいと思います!
またお願いします。

NY

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この記事の監修者

青木
青木
好きなブランド: 全般。あえてあげるならブレゲです。
1987年生まれ、埼玉県出身
日本時計輸入協会認定 ウオッチコーディネーター(CWC)
業界歴13年
20歳でアパレル業界へ入り、服飾販売員として勤務をしたのち、かねてより興味のあったブランド業界へ。
時計だけでなくジュエリーやバッグ等、ハイブランド商品をオールジャンルで取扱う某社にて経験を積んでいく過程で時計の奥深さに惹かれ、時計部門の責任者となる。
れんず入社後、店舗販売スタッフとして従事したのち店長を経て、2023年11月から統括責任者として就任。
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