こんにちは、中野ブロードウェイの時計店「れんず」です。
ロレックスウォッチについてくるこのタグ。一体何かご存じですか?

シーリングスタンプ、封蝋のような外見をしたこのタグは、ロレックスウォッチが高精度であることを証明するものです。

まずはこちらの緑色の方。
ロレックスのロゴである王冠と、「ROLEX SA」「GENEVE」の文字があります。
「ロレックス株式会社」と「ジュネーブ」ですね。

反対側には「SUPERLATIVE CERTIFIED」と、文字入りのホログラム。
直訳すると、「最上級の認定済み」となります。
2015年より前はレッドタグ、クロノメータータグと呼ばれる赤いタグが付属しており、年代と共にホログラムシールが貼られるようになったり、その中に描かれる内容が変わったりしていました。
2015年、ロレックスの保証期間が2年から5年になったタイミングで緑色に変更され、今に至ります。
そんな赤タグがこちら。紐の色も違いますね。

「OFFICIALLY CERTIFIED CHRONOMETER」「SWISS」
「正式認定済みクロノメーター」「スイス」と書かれています。

反対側は王冠のホログラムと、「ROLEX WATCH CO.LTD」「GENEVA-BIENNE」。
「ROLEX WATCH CO.LTD」「GENEVA」は英語表記。
「Montres Rolex S.A.」「GENEVE」はフランス語表記で、どちらも同じ意味です。
1919年からロレックスが本社を構えるジュネーブはフランス語圏。
英語・フランス語のどちらを使用していてもおかしくないですよね。
ビエンヌ(BIENNE)は、ビエンヌの時計メーカーが作るムーブメントを搭載していたことに由来するものでしょう。
また、ビエンヌにはクロノメーター検定局もありますね。
一部を除くロレックスウォッチにも、タグと同じような内容の文字が刻まれていますね。


「SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」
「最上級のクロノメーター 正式認定済み」ってことです。
クロノメーター
数々の機械式時計を見ていると、割と頻繁に見かける「クロノメーター」。
現在は、1973年に設立されたC.O.S.C.(スイス公認クロノメーター検定協会)による精度検査を受け、合格したものだけがそう名乗ることを許されています。
航海用時計の「マリンクロノメーター」が元となっており、詳しい成り立ち等はこちらの記事をご覧ください。
さて、ロレックスがクロノメーターを意識するようになったのは1910年。
今回の主軸である「クロノメータータグ」が付属するようになるのはCOSC設立後ですが、クロノメーター証明書自体はそれ以前にも存在し、時計に付属していたようです。
ロレックスの先見性を感じますね。
ロレックスによる「高精度クロノメーター」
2015年、ロレックスはCOSCによる検査の後、更に独自の最終検査を行うようになりました。
このロレックスでの検査は、ムーブメントをケースに入れ、お客様が使用する状態にして行われます。
COSCの検査よりも厳しい数値で精度をチェックし、見事規定内に収まっていたモデルだけを世に出すようになったのです。
かなり厳しいこのテストをくぐり抜けたロレックスウォッチは、まさに「最上級のクロノメーター」であるといえます。
そのため、クロノメータータグの色を「ロレックス色」ともいえるグリーンに変更し、保証期間を2年から5年に延長したのでしょう。
赤タグでは「クロノメーター」と書かれていたところが「SUPERLATIVE CERTIFIED」、「最上級の認定済み」に変わったのは、他のクロノメーターとは違うということをアピールしたかったのかもしれません。

ということで、ロレックスのタグに関するお話でした。
◆ ロレックスの付属品「タグ」は、クロノメーターとして認められた証/高精度クロノメーター試験を合格した証である
◆ 緑色のタグは2015年から付属するようになったもの
ただの飾りやおまけではなく、ちゃんと意味を持った大事なタグです!
お持ちの方はボックスの中に入れて、大切に保管してくださいね。
ちなみに!
長方形の「プライスタグ」もあります。販売時に使う値札ですね。
シリアルナンバーやバーコード等の書かれたシールが、貼られていたり貼られていなかったりするプライスタグ。
こちらは日本の正規店では販売時に回収されるので、並行輸入のユーズド品でたまに見かけることがあります。

当店の商品ページでは一律で「タグ」と表記していますので、ユーズド品をお求めの際は付属品の写真もよくご覧になってくださいね。
その他の記事もどうぞ!
NY
この記事の監修者

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好みの時計:ダイヤモンドが多くセットされているゴージャスな時計
1971年11月11日産まれ
東京都中野区出身
業界歴:24年
22歳イベント企画会社入社。
その後、総合商社に総合職で入社、平日は経理、土日祝は地方営業。
その後、学生時代の知人に頼まれ厨房設備の運搬設置業に携わる。
2001年、某有名店社長と出会い、時計業界に誘われる。
2007年に独立し、現在に至る。
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