ヴァシュロンコンスタンタン
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VACHERON CONSTANTINヴァシュロンコンスタンタン
1755年創業の老舗ブランドであるヴァシュロンコンスタンタン。
1755年創業の老舗ブランドであるヴァシュロンコンスタンタン。 |
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ヴァシュロンコンスタンタン / VACHERON CONSTANTIN
1755年、スイス・ジュネーブにて創業されたヴァシュロンコンスタンタン。
創業者はジャン・マルク・ヴァシュロンという時計師です。彼の死後も家族による経営がしばらく続き、1819年にフランソワ・コンスタンタンが経営に加わったことで、「ヴァシュロンコンスタンタン」となりました。
創業以来、途切れることなく経営を続けてきたブランドであり、現在はリシュモングループに所属しています。
270年も続く老舗ブランドでありながら、クラシカルなモデルだけでなく現代的でスポーティなモデルも取り揃えています。
パトリモニーとトラディショナル
ヴァシュロンコンスタンタンには、「パトリモニー」「トラディショナル」というコレクションがあります。
パトリモニーは代々受け継いできた財産、トラディショナルは伝統的な、という意味を持ちます。どちらも上品なドレスウォッチコレクションなのですが、このふたつの違いはどこにあるのでしょうか。
パトリモニーは、1950年代に作られたドレスウォッチを現代風に再解釈した、端正で洗練されたモデルが多く揃うコレクションです。
一方トラディショナルは、特定のモデルを再現するのではなく、機械式時計における伝統的な意匠を意識して作られているところがポイントです。270年以上伝統が続いてきたヴァシュロンコンスタンタンならではの、美しいモデルが展開されています。
元々このふたつは同じ「パトリモニー」コレクションであり、現在のトラディショナルは「パトリモニー トラディショナル」という派生モデルの扱いでした。2014年、パトリモニーからトラディショナルが独立する形でふたつに分かれ、現在の形に落ち着きました。
上品でモダンな「フィフティーシックス」
ヴァシュロンコンスタンタンがかつて生み出した名作、リファレンス6073というドレスウォッチから着想を得たフィフティーシックス。リファレンス6073が1956年に発表されたことからその名が付けられました。
3針と日付機能のみのシンプルなモデルから、トゥールビヨンやコンプリートカレンダー、ムーンフェイズ等、複雑機構を搭載したモデル、素材はステンレススチールからゴールドまで、広く揃っています。
ラグはヴァシュロンコンスタンタンのエンブレムでもあるマルタ十字を想起させる形となっており、自然な形でありながらファンを喜ばせるデザインです。ムーブメントのローターや、モデルによってはトゥールビヨンのキャリッジにもマルタ十字があしらわれているのを見ることができます。
また、全てのモデルに自動巻きムーブメントが搭載されているため、普段使いしやすい点も魅力的です。
ヴァシュロンコンスタンタンによる、上品ながら古典的過ぎない、絶妙な個性を持つコレクションです。
高品質の証・ジュネーブシール
ヴァシュロンコンスタンタンでは、多くのモデルが「ジュネーブシール」を取得しています。
機械式時計には、その品質を保証する規格や制度が存在しています。
COSCによるクロノメーター認定が有名ですが、こちらは主に精度に関する認定であるのに対し、ジュネーブシールは外装仕上げの美しさ、職人の技術力を審査するものとなっています。
その内容はかなり細かく、「ヒゲゼンマイの固定に接着剤を使ってはいけない」「あらゆる部品の機械作業痕は排除すること」など、具体的に定められています。
部品の製造や組み立てを全てジュネーブで行い、数々の厳しい審査内容をクリアすることで、ジュネーブシールを取得することができます。審査に合格したムーブメントには、ジュネーブ市の紋章が刻印されます。
1886年、スイス時計発祥の地ともいわれているジュネーブで、時計製造技術の価値を守るために生まれたジュネーブシール。
ヴァシュロンコンスタンタンをはじめとする、一部の限られたブランドのムーブメントにのみ、その姿を見ることができます。
芸術的なパートナーシップ
「どういった機関、団体とパートナーシップを結んでいるか」は、「そのブランドがどういったことを大切にしているか」ということに繋がります。
ヴァシュロンコンスタンタンは、中国・紫禁城にある博物館の教育機関、アメリカのメトロポリタン美術館、フランスのルーブル美術館等、多くの芸術的・文化的なパートナーを持っています。
美を愛し、過去からの遺産をしっかりと守り、未来へと継承していくこと。ヴァシュロンコンスタンタンとこれらのミュージアムに共通する、大切な理念です。
その中でも、ルーブル美術館とはコラボレーションモデルも製作しています。
灰色のエナメルの濃淡だけで描写する「グリザイユ・エナメル」という技法を駆使し、
ルーブル美術館に展示されている傑作を文字盤に再現したという、特別な逸品です。これはたった一点だけのタイムピースを作るための部門「レ・キャビノティエ」によって生み出され、その利益はルーブル美術館の活動支援に充てられました。
また、「メティエ・ダール」という、同じくルーブル美術館にある作品をオマージュした、ヴァシュロンコンスタンタンの高い技術力と芸術性を感じられるコレクションも存在しています。