時計選びの悩み 金属アレルギー

  • 投稿日:2022年02月02日

程度の差はあれ、全ての人が金属アレルギーを発症する可能性があります。
今回は、金属アレルギーについて。

金属アレルギーとは、
「製品中の金属が皮膚や口腔粘膜面で金属がイオン化すると、体内のタンパク質と結合して新たなタンパク質に変性し、
それを体が“異物”とみなすことによってアレルギー反応が生じる。」(厚生労働省 アレルギー疾患対策推進協議会)
発症すると、原因物質に触れた部分が、かゆみを伴って赤く腫れることがあります。悪化すると症状の範囲が広がり、周りの肌にまで影響を及ぼす場合があります。
厄介なことに、すぐにアレルギー反応が起こるわけではなく、接触してから通常24時間以内に生ずる事が多いです。
後遺症として、治ったあとも色素沈着が残ることがあります。

アレルギーの原因となるのは、「ニッケル」「コバルト」「クロム」「パラジウム」などがあります。
ニッケル・コバルト・クロムなどは様々な金属製品に合金の成分として種々の割合で含有されていることが多く、アレルギーを起こす原因物質として
よく知られています。金属アレルギーになりやすい=溶け出しやすい金属とも言えますね。特に『ニッケル』『コバルト』は非常に加工しやすく安価なため、身近にあるさまざまなものに使用されています。そのためか、「ニッケル」は金属アレルギーになる方が一番多いといわれています。安価なメッキアクセサリーの地金に使われていることが多くメッキが剥がれやすいため、地金が露出した際に肌に直接触れてアレルギー反応を起こします。
さらに気をつけなくてはいけない素材が「パラジウム」です。なぜなら、パラジウムはプラチナやゴールドに配合されていることが多いためです。プラチナやゴールドは「Pt900」「Pt950」「K18」などと表示されており、これは「100%プラチナやゴールドでできてはいない」ということを示しています。
つまり、何割かパラジウムが入っている可能性があるということです。プラチナやゴールドの商品は金属アレルギーを起こさないと考えている人が多くいますが、そんなことはありません。

発症予防には「原因となる金属」との接触を制限するしかないのが現状です。

しかし、近年は世界中でアレルギーが認知され、研究が進み、アレルギーを起こしにくい素材が次々と商品に使用されています。
症状にお悩みの方は、下記の素材を参考にしてお時計を選んでいただくと良いかと思います。

「チタン」
表面処理(乾式メッキ)が施されていて、溶液や酸にさらされたとしても、表面に耐食性を持つ膜(酸化被膜)ができるため、金属が溶け出しにくくなっています。

「セラミック」「カーボン」
非金属の素材なので金属アレルギーは起きません。

当店でも、チタン素材の時計を様々取り扱ってございます。


M25610TNL-0001
チューダー ペラゴス LHD

ギリシャ語で”海”を意味するペラゴスがモデルネーム。その名の通り、ヘリウムエスケープバルブを搭載し、500メートルの防水性を誇る本格派ダイバーズウォッチです。チューダーが開発したエクステンションシステム採用することで、日常使用でもウェットスーツの上からでも簡単に装着できるバックルとなっています。
リューズをケースの左側に配したレフトハンド仕様となっております。


210.60.42.20.99.001
オメガ シーマスターダイバー300m マスターコーアクシャル クロノメーター 世界2500本限定

2019年の新作。オメガを代表するプロフェッショナルモデルとして人気のコレクションです。
チタン・タンタル・セドナゴールドと3種類の素材を採用し、世界で2500本の限定モデルとして発表。サンブラッシュ仕上げの波模様は施されたチタン製文字盤です。


511.NX.7170.LR
クラシック フュージョン チタニウム

ウブロ創業期からの人気モデルであるクラシックシリーズ。
ケース素材にはチタン、ベルト表面にレザー素材、裏面にはラバー素材を使用。見た目は革ベルトでありながら、裏面に耐久度の高いラバーを使用することによって、ビックバンのコンセプトである「異素材の融合」をクラシックシリーズで果たしています。

すべての方が安心して時計を使用できるように、各ブランドがアイデアを絞って商品作りをしていることが分かります。

当店でも、ご来店されたお客様が安心して時計を購入できるようにご案内を徹底しております。

時計についてのお悩みがございましたらどういったものでも構いません。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい!

 

 

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