女性が憧れる高級時計ブランドの一つと言えばカルティエが挙げられると思います。
そんなカルティエの中から男性の私が女性にお勧めしたい、いや着けて欲しいモデル2選をご紹介させて頂きます。

カルティエとは？

まずは簡単にカルティエをご紹介します。
1847年にルイ=フランソワ・カルティエによってフランスはパリで設立し、1800年代半ばにパリにブティックを開業。「王の宝石商、宝石商の王」と呼ばれるほど、世界中の多くの王族御用達ブランドして名を馳せました。
ジュエリーはもちろんの事、世界初の男性用腕時計として1904年に発表されたサントスを始め、1917年に発表された戦車にインスピレーションを受けたタンク、バスタブから着想を得てデザインされたベニュワールなど、数々の名作を生みだします。
ジュエリーブランドらしい洗練された高いデザイン性のコレクションを多く世に誕生させ、ジュエリーや腕時計のみでなくバッグや筆記具など幅広い分野で高い評価を受けるブランドです。

それではさっそく昔から超個人的な主観で女性につけて欲しいモデルをご紹介！

タンクシリーズおススメ2選

タンクフランセーズ

1917年に誕生したタンクにはタンクアメリカンやタンクアロンジェなど様々なラインナップが展開されますが、ここで紹介するタンクフランセーズはタンクシリーズの系譜を受け継ぎ1996年に発表されました。
前述した通りタンクシリーズは第一次世界大戦の最中に戦車（タンク）に着想を得てデザインされ、タンクフランセーズのブレスレットは戦車のキャタピラーをイメージしてデザインされました。
メンズサイズで自動巻き式のLMサイズ、男女問わずご使用いただけるユニセックスなMMサイズ、フェミニンさ際立つSMサイズと3種類のサイズで展開され、男女問わず世界中で人気を博した人気コレクションです。
シンプルなモデルの他にもクロノグラフとアニュアルカレンダーを備えるクロノリフレックスなどのバリエーションもございます。

その中から女性にお勧めしたいのは2023年12月3日にホームページに掲載するタンクフランセーズのSMサイズ、イエローゴールドとステンレスのコンビモデルで、シルバー（アイボリー）文字盤です。
素材の組み合わせや文字盤の色目で幾つかのバリエーションがありモデルによって順次生産終了となっていますが、このモデルは1996年に発表間も無くから2023年の生産終了までラインナップを続け、多くの女性を魅了してきたロングセラーモデルです。

ステンレスをベースにリュウズやブレスレットの一部には艶やかなイエローゴールド、ヘアラインとポリッシュを巧みに組み合わせた仕上げがラグジュアリー感を漂わせます。イエローゴールドのリュウズの先端にはブルースピネルのカボションもポイントです。
時計としてはもちろんですが、ケースとブレスレットが一体化したデザインの為、ブレスレットやバングルの様にアクセサリー感覚でもご使用いただけます。

デニムなどラフなスタイルの休日にも、ジャケットやパンツなどスーツスタイルなど、どんな装いにも合わせやすいのも魅力です。

商品掲載ページはコチラ
👉https://www.renzu.jp/view/item/000000007488

なお旧型のタンクフランセーズは2023年となりましたが同年新型が発表されております。新旧モデルを比較したブログも御座いますので是非合わせてご覧ください。

2023年新作 カルティエ タンクフランセーズが入荷したので比較してみた

タンク ソロ

1917年に誕生した初代タンクのデザインに非常に似ているタンクソロ。2004年に発表されたタンクソロは、オリジナルのタンクらしく華美な装飾を極限まで省いたミニマルなデザインが特徴ですが、シンプルながら上品で洗練されたデザインに仕上がっているのは流石名門ジュエラーであるカルティエと言った印象です。
メンズ向けの自動巻き式のXLサイズ、ユニセックスなLMサイズ、女性向けのSMサイズと3サイズで展開。素材やストラップの組み合わせのバリエーションが多い事は、タンクフランセーズと良く似ています。
2000年以降の高級化が進む時計界に於いて、比較的リーズナブルな価格帯でラインナップされたこもあり、フランセーズと同様に男女問わず注目を集める人気のコレクションとなりました。

今回ご紹介するのはステンレス製のSMサイズ、ブレスレットのモデルです。微細な仕様変更があったのか同じタンクソロSMでも幾つかの型番が存在しますが、2023年12月3日にホームページに掲載される型番はW5200013です。

オリジナルのタンクに近いデザインですが、ケース表面の両サイドが平面的でケース側面にかけて丸みを帯びているのがタンクソロの特徴です。
タンクシリーズらしくタンクソロのブレスレットもキャタピラに着想を得ていますが、フランセーズとは全く異なるデザインが面白いです。ケースサイドやブレスレットの側面などにマイナスネジのビスを多用しているのもカルティエらしさに溢れます。

タンクソロもヘアラインとポリッシュを組み合わせた仕上げですが、タンクソロではポリッシュ仕上げが多用されているため、価格帯に見合わないラグジュアリーさを感じます。

リュウズ先端に取り付けられた透明感あるブルースピネルも美しいですね。

平面のみで曲面を一切省いたブレスレットはケース取付部からバックル部に至るまで一切幅が変わりません。一つ一つの駒が大きく幅が少し広めなので手首のくるぶしより上側に着けると着け心地が良い印象です。

商品掲載ページはコチラ
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なお、同じ日には男女兼用でもご使用いただけるサイズ感のLMサイズのレザーストラップバージョンも入荷しております。
少し大きめの時計をメンズライクに着けるのがお好みという女性にお勧めしたいサイズ感です。

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と、タンクソロをご紹介させて頂きましたが、なんとこちらも人気絶頂の最中である2021年には惜しまれつつも生産終了となっております。
後継機種という訳ではありませんが、タンクソロが生産を終了した同年にタンクマストが発表されています。
タンクソロとタンクマストを比較してみたブログもアップしているので、是非合わせてご覧ください。

カルティエ タンクソロとタンクマストの違いについて

最後に

タンクフランセーズもタンクソロもサイズやバリエーション展開が豊富で、価格帯も比較的リーズナブルという点が良く似ています。
またサイズ展開が豊富なので男女問わず人気を博したという点も酷似しており、共にカルティエの中でトップクラスの人気を誇ったコレクションです。
クリスマスのギフトシーズンや、ボーナス時期などご褒美シーズンには、品切れが相次いだほどです。

カルティエの特徴として人気絶頂の最中であっても、突然の生産終了やモデルチェンジなどが頻繁に行われますが、タンクフランセーズで27年、タンクソロは17年と生産が続いたロングセラーモデルです。

残念ながら今後は新品が入荷する事はほぼ不可能と思っていますが、当店ではユーズド品も多数お取り扱いが御座います。
ユーズドとは思えないような綺麗な個体をご用意しておりますので、ぜひ当店のホームページにてお好みのお時計をお探しください。