「自分にご褒美!初めて買うならこんな腕時計!〜セラミックス編〜」

  • 投稿日:2021年03月02日

こんにちは!れんず社員Oです!

今回は「自分にご褒美!初めて買うならこんな腕時計!〜セラミック編〜」と題し、今や定番素材として定着したセラミックス製の腕時計をご紹介させて頂きたいと思います。

何故、セラミックスなのかと言えば…、最近店頭にご来店頂くお客様から「アレルギーなのでステンレスでも反応が出たりするので他の素材が良い」「普通の時計に飽きた!変わった物は無いか?」というお声を頂くからです。

今回は当店に在庫がある商品だけでなく、個人的に是非ご紹介したい腕時計も合わせて取り上げたいと思います。


初めに紹介するシャネルはココ・シャネル(ガブリエル・ボヌール・シャネル)が興したファッションブランドです。

服飾・化粧品・香水・宝飾品・時計と展開分野は幅広く、元々はレディース商品がメインでしたが、昨今はファッションのジェンダーレス化の流れを受け、男性用メイクアップラインを展開するなど裾野を広げています。
今やシャネルはウーマンリブと言うより「古い価値観にとらわれない人々」の為のブランドになり、隆盛を極めています。


シャネル J12 クロノグラフ ブラックセラミック H0940

セラミック腕時計と言えばシャネル です。
ミレニアムの年、2000年9月にシャネルは構想7年という長い歳月をかけ、工業用素材として多用されていたファインセラミックスを全面使用した黒色のJ12を発売しました。

この当時のセラミックスはまだ知名度も低く、珍しい素材でした。
セラミックスは固めて焼結する際に素材内部に気泡が入りやすく、気泡が入らないように原料密度を高くすると今度は硬くなりすぎてしまいます。

セラミックは加工が難しく、強度と美観を両立させる事に各ブランドが苦心しています。
驚くべき事に、この難しい素材をシャネルは内製しているんです。

そして3年後、今度はホワイトのJ12を発売します。ピュアで高級感のあるホワイトセラミックをまとったこの時計はブラックと同様、その後の「ホワイト」ブームの立役者となりました。


シャネル J12 ホワイトセラミック 33MM H1628

J12は発売から20年を迎え、サイズや色・ムーブメントといったバリエーションを含めると優に130以上のモデルが存在します!

ラインアップとしては通常の3針モデル、GMT、クロノグラフ、マリーンが基本となります。
ケースサイズに関しては33mm~42mm(19mmや29mmのクォーツモデルも存在します)と選択肢が広く、どんなニーズにも対応可能です。

クロノグラフ・チタンセラミックス・フライングトゥールビヨン・2種のストラップが付属したG10・シンプルを極めたアンタイトル・美しいムーンフェイズが特徴的なファーズ ドゥ リュヌ・GMT等々様々なモデルが存在します。


次は老舗メーカーであり、初心者から上級者まで使いやすいモデルをラインアップするロンジンから紹介致します。

ロンジンは1832年に誕生し、現存する時計メーカーの中でも特に古い歴史を持ち、これまで人類史に残る様々な記録、歴史の節目に活躍した名門です。

名門揃いのスウォッチグループ内でも、コストパフォーマンスに優れたブランドです。ボーナスや1ヶ月分の給料で十分買える価格でありながら、精度も良くデザインも洗練されています。このあたりはスウォッチグループ自体の戦略もあると思いますが、グループの創設者であるニコラス・G・ハイエックの深い思惑もあるのでは…と私は考えています。


ロンジン ハイドロ コンクエスト L3.784.4.56.9

ロンジンから人気シリーズのセラミックモデルが発売されたのは2019年のことです。
このモデルはケース全体にブラックセラミックを使用し、文字盤にはそれを証明する「ZrO2(セラミックの原料である酸化ジルコニウムの化学式)」の文字が記されています。

このセラミックスははZrO2を主成分とし、エンジニアリングセラミックスの中でも、常温では最も強度と靭性が高いセラミックスです。近年では従来、不可能とされていた刃物にも利用されています。

ケースをポリッシュし、ベゼルをヘアライン加工、文字盤をマットにしています!フルセラミックの素材感を存分に生かした時計と言えるのではないでしょうか。
加えてセラミックは変色しないうえに錆もしません。非常にメリットの大きい素材だと言えます。


最後は斬新な時計を作り続ける野心的メーカー、ウブロから有名モデルをご紹介致します。

フランス語で「舷窓」(船の側面の採光用の小窓)の意味を持つウブロは、1980年にカルロ・クロッコ氏が創業しましたが、そんなウブロもジャン・クロード・ビバー氏が2004年にCEOに就任するまでは知る人ぞ知るブランドでした。
天才的企業家であるビバー氏は、ウブロを率いる前からすでに、オメガやブランパンを圧倒的な成功に導いた経歴を持つ人物です。

今やウブロの代名詞となったビッグバンのような斬新なモデルや、各種スポーツや音楽産業との幅広いパートナーシップにより、ビバー氏はブランドの潜在能力を極限まで高めました。
ドレスウォッチでありながら、舷窓をモチーフとしたデザインを取り入れ、ゴールドとラバーなどといった当時では異色の素材を組み合わせ、時計愛好家たちを驚かせました。
「The Art of Fusion(=異なる素材やアイデアの融合)」はウブロのコンセプトです。

現在のウブロはスポーツやファッションに限らず、その創作領域をアートの世界まで広げています。


ウブロ ビッグバン ウニコ ブルーマジック 世界限定500本 441.ES.5119.RX

同じセラミック繋がりでウブロのビッグバン ウニコ ブルーマジック をご紹介します!

ウブロ初の自社製ムーブメントを発表した2010年のことです。ウブロは、マニュファクチュールムーブメントの開発において安易な道を選ぶことをせず、量産可能な自動巻きクロノグラフムーブメントという野心的な目標を当初から掲げていた。ウブロ初の自社製クロノグラフキャリバー「ウニコ」が最初に搭載されたのは、キング・パワー ウニコです。

2013年以降、ウニコはビッグ・バンにも搭載されるようになりました。
ウブロの象徴的なラインである、ビッグバンとウブロ自社製クロノグラフキャリバーウニコが、ついに一体となりました✨
ビッグバン ウニコでは、デザイン面でも手が加えられ、ディテールがさらに豊かになりました。加えて、自社製クロノグラフムーブメントのウニコに組み込まれたコラムホイールや構成部品の数々を文字盤側から確認出来ますので、ビッグバンの持つ「複雑なマシン」という外見が更に強化されています。

新型ムーブメントのCal.HUB1280は、Cal.HUB1242と同様でダブルクラッチとダイアル側にコラムホイールを装備する自動巻きフライバック式のクロノグラフです。

しかし、Cal.HUB1242で採用された脱進機モジュールは除外し、代わりにフラットな自動巻きシステムを採用。このためムーブメント厚が1.3mm薄くなりました。このほか総部品数が330個から354個に、石数は38個から43個へと増加しているんです。


ウブロ アエロ フュージョン クロノグラフ オーリンスキー レッドマジック 世界限定200本 525.CF.0130.RX.ORL19

「アエロ・フュージョン クロノグラフ オーリンスキー」の特徴は、ディテールに至るまで立体的な加工を施した斬新なデザインです。
ケースからベゼル、プッシュボタンから針にいたるまで、ファセット加工が施されており、光を反射して時計全体が輝きます。

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