今年も新作発表の時期が来ましたね!少し時間が経過しましたが、許して下さい!笑
今回は名門パテックフィリップの新作カラトラバについてザックリお伝え致します。
パテック フィリップは時計界の皇帝
今更では御座いますが、パテック フィリップは、スイスを代表する世界最高峰の高級時計メーカーの一つです。
1839年、ポーランド人貴族アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックという二人ののポーランド人によって創設された「パテック・チャペック社」が同社のルーツなんです。
5年後の1844年には、発明の天才といわれたジャン・アドリアン・フィリップと知り合い、フィリップは翌1845年に経営に参画。その一方でチャペックは退社し、1851年には社名が「パテック・フィリップ社」へ変更されました。
カラトラバは現代腕時計のルーツ
カラトラバは、同社においてアイコニックなモデルであり、代表的なコレクションです。伝統的な丸型デザインは現代の腕時計の始祖ともルーツとも評されます。
立体的インデックスや、ドフィーヌ型の針は1932年に最初のモデルが発表されて以降、変わらないスタイルです。
コレクション名は、12世紀に誕生したスペインのカラトラバ騎士団が由来です。
リュウズにある同社のエンブレムは、剣と百合の花を組み合わせたカラトラバ騎士団のシンボルマーク、カラトラバ十字をモチーフとしています。
5226G – カラトラバ
文字盤には自然な模様が施された、外周に向かって濃くなるブラック・グラデーションのテクスチャード・ラック・アントラサイトです。
アラビア数字にはスーパールミノバが塗布され、これまでのドレッシーなカラトラバとは差別化されています。しかしケース側面にはクルー・ド・パリ装飾があり、「らしさ」は健在です。
今回の新作5226Gは数あるカラトラバの中でも、個性際立つモデルだと言えます。
インデックスはエンボス方式ではなく、ホワイトゴールド製のアプライドを文字盤に固定しています。
極小のインデックスに脚を立て、テクスチャの細かい文字盤に固定するのは非常に難しいのですが、パテックの蓄積された技術が可能にしました。
こういう手仕事がその時計メーカーの技術力、時計に対する姿勢を表しています。
今期のモデルの中でも一番の当たりと言われる、カラトラバ5226G 。機会があれば実物を見てみたいですね(^^)