腕時計の各部パーツの名称と役割について

  • 投稿日:2023年08月19日

いつもれんずをご利用いただきありがとうございます。

時計のウェブサイトやショッピングサイトを見た時に、時計の部品名を目にする事があると思います。
普段当たり前のように身に着けている腕時計ですが、腕時計には様々な専門用語があり、時計を初めて購入される方ですと聞いた事のない用語がたくさんありますよね。
「ケース」「ベゼル」「ダイヤル」・・など、なんとなく聞いた事はあってもその意味や機能をご存知でしょうか?
今回は多くある時計の部品の中でも「これだけは知っておきたい」主要パーツ各部の名称と役割をご紹介していきたいと思います。

 

腕時計 各部の名称

① ケース

腕時計の駆動部分(ムーブメント)を収める入れ物の事です。
ムーブメントとケースを合わせた部分が腕時計の本体になります。チリやホコリ、衝撃からムーブメントを保護しています。
ステンレススチール・チタニウム・樹脂・貴金属など様々な素材から作られます。

 

② ベゼル

ケースの一部でダイヤルを覆うガラスの外周部分を「ベゼル」と言います。
時計の装飾と防水性を高める役割を持ちます。時計の使用用途に合わせ、時刻を測る線が入っていたり回転したりします。

 

③ ダイヤル(文字盤)

時間を示す針やインデックスが載った盤の事です。
様々な色や素材、宝石が使われるなど、その時計の個性を決める部分でもあります。ブランドのロゴマークなどが記載される時計の顔となる部位になります。

 

④ インデックス

ダイヤル上の時刻を表す目盛りや数字(1~12)の事です。
アラビア数字、ローマ数字、バー、ドットなどの種類があります。

 

⑤ 風防(ガラス)

時計のダイヤルを外部からの衝撃や塵・水などから保護している透明なカバーの部分の事です。
素材はガラス製やプラスティック製、高硬度で高価なサファイヤクリスタルガラス製などがあります。

 

⑥ リューズ(竜頭)

回転することで時計の時間や日付を合わせたり、自動巻き・手巻きの場合はゼンマイの巻き上げを行うための役割を担います。
防水性を高める為にねじ込み機能の付いた「ねじ込み式」と、そのまま横に引っ張ってリューズを開く非ねじ込み機能の「引き出し式」の2種類が大まかにあります。

⑦ カレンダー

日付を表します。
このモデルは日付だけですが、日付のほかに曜日表示も備わっているモデルもあります。

 

⑧ ラグ

ベルトやブレスレットをケースに連結し固定する役割のアーム状の部位の事です。

 

⑨ フラッシュフィット(弓カン、エンドピース)

ケースとブレスレットを繋ぐ接合部の部品の事です。
ロレックスでは「フラッシュフィット」と呼びます。
一般的には、弓カン、エンドピースと呼ばれます。このパーツにより、ケースとブレスレットの接合部分のぐらつきが無くなります。

 

⑩ ブレスレット/ベルト

腕時計を腕に着けるために、ケース(本体)に装着するものを「ベルト」と呼びます。
金属製は「ブレスレット」と呼ばれ、コマの取り外しでサイズ調整します。
ラバー素材や革素材のものは「バンド」「ストラップ」とも言われます。バックル(留め具)の開閉で時計を装着します。

⑪ バックル/尾錠

腕時計のベルトやブレスレットを、腕に固定するための留め金部分です。
基本的にブレスレットを留めるのはバックル、ストラップを留めるのは尾錠と呼ばれます。

⑫ コマ/リンク

腕時計のブレスレットを構成する金属片を繋ぎ合わせた部品の最小単位の一片の事です。
コマの大きさやデザインは腕時計によって様々です。コマの数を調節する事で、腕周りのサイズ調整が可能です。

 

⑬ 裏蓋

時計のケースの裏側をふさいで密閉する蓋の事です。
特に高い機密性を確保し、水分やほこりなどからムーブメントを守る働きがあります。
品番・シリアルナンバーなど、時計個々の情報が記されているのが一般的です。
裏蓋の開封方法として「ネジ込み式」「はめ込み式」「ネジ止め式」などがあります。

 

簡単ではありますが、今回は外装編をお送り致しました。
ぜひ皆様に参考にして頂ければと思います。

KS

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