先日の入荷品に、トリプルカレンダーのジャガールクルトがあり
「珍しいなー」と思って箱を見てみると…
おや…なんだか、黒いしちいさい。
見慣れない仕様のものに代わっていました。
かなり違いがあるので、以前のものと比較してみたいと思います。
①外箱の違いー外側―
まずは、新・旧見比べてみます。
左:新箱 右:旧箱
形も色もだいぶ変わりましたね。
上蓋のセンターにはロゴだけでなくブランド名も入りました。
触り心地も、さらっとしたものに代わっています。
大きさは↓
旧箱:(幅)21×(奥行)17.5×(高さ)13㎝
横長な長方形をしていました。
新箱:(幅)16×(奥行)16.5×(高さ)13.5㎝
正方形に近い形になりコンパクトに。
しかし、高さは0.5㎝高くなっています。
左:新箱 右:旧箱
②外箱の違い―内側―
上蓋を開けると、木製の内箱が綺麗に収まっています。
こうしてみると、IWCの箱の仕様に似ていますね。
説明書などの冊子類は箱の背面に収納できるようになりました。
箱の下の部分には、引き出せるようになっています。
中には、替えストラップなど小さな付属品が納められるようになっています。
↓これまでの旧箱では、内箱の下のスペースに付属品を収納できてました。
旧型の仕様でも特に不便というわけではないですが、
わざわざ内箱を出さなくても、付属品を取り出すことができるようになったのは便利です。
③内箱の違いー外側―
こちらも様変わりしました。
左:新箱 右:旧箱
新箱は、木製になりかなり小さくなった印象を受けます。
大きさはそれぞれ↓
旧箱:(幅)20×(奥行)16×(高さ)9㎝
新箱:(幅)10×(奥行)13×(高さ)10.5
半分ほどの大きさになりました!
高さは、1.5㎝高くなっています。
上部の刻印は、外箱と同じくロゴだけでなくブランド名も入りました。
【背面】
それぞれの箱の背面です。
造りはほぼ同じようですが、箱が小さくなった分付け根部分の金具も小さくなりました。
【底面】
底面の仕様はあまり変化はなさそうです。
一面をベロアっぽい生地で覆って真っ黒になっているか、そうでないかくらいです。
底のでっぱり部分の高さも3~4㎜とほぼ同じでした。
④内箱の違いー内側―
従来の箱であれば、上蓋の手前を押し上げればパカッと開きましたが、
新箱はボタンを押して開ける仕様に代わりました。
↓この金色のロゴがそのボタンです。
押しこむと中のロックが外れて、上蓋を開けられるようになります。
内側の違いを見てみましょう。
使われている素材、上部の深さも全く違いますね。
新箱を横から見ると、下の写真ように斜めになっています。
このまま時計を収納して飾っておいても、少しアンティークな雰囲気が漂いおしゃれです。
マクラを取り出すと、側面には工具(ピン)が収納されていました。
中の素材は、革ではなく手触りのいい布製に代わりました。
これまでの革製の素材は劣化しやすい為か、保存の仕方によっては傷みが激しく
ボロボロになってしまっているものも多く目の当たりにします。
仕様が変更されたことで、以前より丈夫になりより劣化しずらくなったのでは⁉
…と期待しています。
おわりに
以上、ジャガールクルトの新旧ボックスの比較でした。
見ていただいた通り、かなりの違いがございます。
変化した分、コンパクトに・丈夫になっているほか、デザインの面でも馴染みやすくなったのかなと感じました。
小さくなって保管場所にも困らないですし、木製の内箱をそのままインテリアとして飾っても良さそうです。
是非、機会がありましたら実物を見比べてみてください。
今回は中場のブログでした。
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